毎朝、新聞を読んでいて、ひねくれ者のせいか大概は不愉快になるのだが、たまにいいニュースを見つけると、道で五百円玉を拾ったような、何だか得をした気分になる。例えばこんなニュースだ。
【「南京事件なかった」中国訪問団に河村・名古屋市長】(2月21日付産経新聞)
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名古屋市の河村たかし市長は20日、市役所を表敬訪問した中国共産党南京市委員会の劉志偉常務委員らとの会談で、旧日本軍による「南京事件」について「通常の戦闘行為はあったが、南京事件はなかったのではないか」と発言した。
河村氏は、終戦時に父親が南京市にいたことを挙げ「事件から8年しかたってないのに、南京の人は日本の軍隊に優しくしていたのはなぜか」と指摘。「南京で歴史に関する討論会をしてもいい。互いに言うべきことを言って仲良くしていきたい」とも述べた。
これに対し劉氏は「南京市民は平和を愛している。憎しみのためではなく、平和のために歴史を学んでいることを強調したい」と述べた。
残念ながら戦後の日本では、先の大戦について政治家が少しでも正しいことを言おうものなら、たちまちマスコミが「中国様がお怒りじゃあ~」と大騒ぎして失脚させられるという、何とも風変わりな慣行があった。そんな中で河村市長は、中国の小役人に面と向かってピシャ~ッと言ってのけたのだから、単なるパフォーマンスではあるまい。
河村市長、アッパレです。
一方、中国側はこの時、明確に反論できず「平和のために歴史を学んでいる」と口をモグモグさせただけだった。いつもの中国らしからぬと、意外に思われるかも知れないが、これには深~い、深~い〝わけ〟があると小生はにらんでいる。
同日付の読売新聞によると、河村市長は昨年12月にも、名古屋市役所を訪れた南京市の副市長に「大虐殺はなかった」と同じ事を言っている。ところが中国側はその発言を大して咎め立てもせず、2カ月余りで別の役人を送ってきた。何故か―。背景には、中国側が画策する名古屋市の総領事館拡張問題があるに違いない。
名古屋市の一等地にある国有地を中国に払い下げようとする計画には、多数の市民とともに河村市長も反対している。そこで何とか河村市長を懐柔しようと、あの手この手で擦り寄ってきているのだ。当然、中国側にとって河村市長は喧嘩をしたくない相手だ。
それを承知で河村市長が南京事件を持ち出したというなら、いやはや大したものです。外交のツボ心得ていらっしゃる。国益が「吹き抜け」てる外務省の役人どもに爪の垢を煎じて飲ませたいぐらいだ。
河村市長、思う存分やっちゃって下さい。この機会にどんどん中国をやり込めて、「南京事件はなかった」という本当のことが誰にでも言える、普通の国にして下さい。
…と、久々にとても前向きな気分になって、新聞をめくったら、同じ日の社会面に、嫌~な、嫌~な記事を見つけてしまった。
【早大入試で偏向的出題 国旗国歌「教育にふさわしくない」】(2月21日付産経新聞)
早稲田大学法学部が15日に実施した入学試験で、学校行事での国旗国歌をめぐる教員の不起立訴訟を取り上げ、国歌斉唱時の起立強制はふさわしくないとする問題文を出題していたことが20日、分かった。最高裁判例では起立しない教員への職務命令は合憲とされており、識者は「偏向的で不適切だ」と指摘している。
出題されたのは選択科目の「政治・経済」で、問題文は「日の丸・君が代が戦前の日本の軍国主義下でのシンボルと考える人々にとっては、君が代に敬意を払えという命令は自己の思想に反すると感じられる」と指摘。「教育には強制はふさわしくないのではなかろうか」と結論づけた。
また「学校の式典で日の丸を掲揚し君が代を斉唱することは、それを通じて国家への敬愛の念を抱かせようとするものであり、教育には似つかわしくない」と記述し、入学・卒業式での国旗掲揚、国歌斉唱の指導を義務付けた文部科学省の学習指導要領に明確に反する主張を展開した。
(中略)早大広報室は「入試問題の内容についてはコメントしない」としている。
教育評論家の石井昌浩氏は「最高裁判例をはみ出した偏向的な問題文だ。入試問題を通した洗脳教育とも解釈でき、極めて不適切だ」と指摘している。
早大OB(しかも同じ学部)の一人として言わせてもらう。バ・カ・ヤ・ロ・ウ!
こんなことやってるから受験者数が激減し、三年連続で私学トップの座を明治大学に奪われてんじゃねえか。
あ~あ、せっかく五百円玉拾って喜んでたのに、それを入れた財布ごと落としちゃった気分だよ。(編集部 川瀬弘至)
…と、ここまで書いたところで日付が変わり、報道に慌てたのか中国側が南京市と名古屋市の交流一時停止を発表したり、藤村修官房長官が村山談話を持ち出して南京事件を認めたりと、何だか雲行きが怪しくなってきた。
これは大変重要な問題をはらんでいるので、日を改めてじっくり論じることにします。


by sam1970
【反日ニュース】 東京新聞が…