先日、ある卒業式に行ってきた。進行はきわめてオーソドックスなもので、私達の子供ころと変わりがない。正面に国旗が掲げられ(写真)、国歌の斉唱があり、その後、校長先生から卒業生ひとりひとりへ卒業証書が手渡される。その間、「仰げば尊し」がピアノ伴奏で流された。
約1時間の式で、子供たちは、しっかりと集中しており、ざわつくこともない。凛としていて、好感がもてた。
国歌斉唱のとき、私も大きな声で歌った。でも、「君が代」を歌うと、いつも2小節目ぐらいで、グッときて、涙が込み上げ、歌えなくなる。回りを見ると、大声で歌っている父兄は、私だけであった。
教育問題が専門の同僚に聞くと、いまの小学校は学級崩壊が激しいために、クラスを維持できず、毎年「クラス替え」をする学校が多いという。でも、この日の卒業式には、4、5年生も出席していたが、とてもそんなふうには見えなかった。
教育評論家などは、よく子供たちが集中できる時間の限界は「30分」といい、それがアニメ番組の影響であるかのようにいう。そんなことはないじゃないか。子供たちも卒業式という厳粛な雰囲気を感じとっているのだ。型にはめてはいけない。
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