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女・カネ・中国

2012/05/10 03:24

 

 出勤途中の電車の中、9日発売の週刊文春の中吊り広告に、目が釘付けになった。「朝日新聞主筆 女・カネ・中国の醜聞」とあるではないか。週刊文春は会社で定期購読しているのだけれど、駅に着くやキヨスクに駆け込んで買っちゃいましたよ。

内容は…、う~ん、期待したほどではなかったが、買って損はなかったと思う。女とカネの「醜聞」はともかく、中国の「醜聞」がひどい。この新聞と主筆殿がいかに中国に飼い慣らされているかを示す実例と言えよう。

 

それより何より、このタイトルに“一本”とられました。女とカネという、昔からあるキーワードに、中国を並べたところがお見事。女にだらしないことと、カネに汚いことと、中国に媚びることは、今や日本人にとって同列の「醜聞」なんですねぇ~。

えっ? 女とカネは同列だが中国はもっと悪いって? そりゃそうだ。(編集部 川瀬弘至)

 

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【反日ニュース】 東京新聞がおかしいぞ!?

2012/05/06 03:10

 

 東京新聞(中日新聞)が、とうとうイッてしまったようだ。もともと反日メディアの一つではあったが、このGW中の紙面構成は、新聞としての常軌を明らかに逸していた。いったいどうしちゃったんだろう? 

 まずは3日付の紙面。憲法の大特集を組み、1面に「今こそ憲法の出番」の縦6段ブチ抜き見出しを踊らせた。さらに、〝憲法教の布教活動〟に取り組む御仁(資格試験予備校の塾頭サンなんだって)の大型談話を載せ、こんなことを語らせているのだ。

 

法律家・行政官を育成 伊藤真さん 「原発は違憲」】(5月3日付 東京新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012050302000105.html

(前略)憲法前文では「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」とあります。「平和」とは単に戦争のない状態ではなく病気や飢餓、貧困や人権侵害、災害を含め、生活を脅かす脅威から免れて心穏やかに生きることができる、ということ。一三条はさらに生命の脅威を排除することも人権として保障しています。

その観点からみると原発は憲法違反だと考えます。放射能の危険にさらされないで生きたいという人権を、憲法は保障しています。憲法の平和主義の根幹は攻撃されない国をつくること。テロの標的になり得て、攻撃されれば原爆と同じようになるものを持つべきではない。核と原子力。英語ではどちらも「nuclear」なのに日本では使い分けてきたのです。(後略)

 

ちょっとこれ、ひどすぎない? いくら東京新聞(中日新聞)が反日だからといって、1面に載せる内容じゃないでしょう。この人の論法で言うなら、中国北朝鮮憲法違反ということになる。しかもこの人、こんなことまで言っているのだ。

 

震災では、憲法が国民の血肉になっていないことが分かりました。

 

ちょっとこれ、こわすぎない? カルト宗教の教祖が言うセリフだよ。憲法を「経典」にして崇め奉る護憲派の本性を見たようだ。こんな人に資格試験予備校の塾頭なんかさせていいんだろうか…。

 

 東京新聞(中日新聞)の〝ブッ飛び〟はこれだけにとどまらない。翌4日付の朝刊1面トップは、「東京都教育委員会が、独自に作った歴史教科書『江戸から東京へ』の改訂版で、日本が太平洋戦争を起こしたのは侵略ではなく安全上の必要だったとする連合国軍のマッカーサー元最高司令官の証言が引用された」ことをデカデカと取り上げている。

だけどこれ、1カ月以上も前に発売した本誌・正論5月号に掲載されていることじゃない(正論5月号『緊急鼎談「日本は自衛のために戦った」~マッカーサー証言を取り上げた都立高校教材の衝撃』参照)。それで「新聞」と言えるんだろうか。

 

 そして…、翌5日付の朝刊1面…。いやもう、ぶったまげました。

 号外級の大ニュースのときしか使わない横2段のブチ抜き見出しで、「原発ゼロ時代に挑む」と宣言している。その下には、趣旨がよく分からないんだが何故か7コマ漫画を載せている。5日深夜に北海道電力泊原発が定期検査入りし、国内の商業用原発が全て停止することは前々から決まっていたことなのに、それをあたかも〝日本の夜明けだ〟みたいな感じで喜んでいるのだ。

東京新聞って…、ホントに新聞? (編集部 川瀬弘至)

 

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【今週の反日ニュース】 現行憲法は「努力目標」?

2012/05/05 00:20

 

 今年の「憲法記念日」は、いつにも増して「護憲派」のおバカな振る舞いが目についた。例えば4日付の産経新聞がこう伝える。

 

憲法集会 各地で熱気━社民危機感あらわ(5月4日付産経新聞)

護憲」を掲げる社民党JR上野駅前で「憲法施行65周年記念街頭宣伝」を開いた。福島瑞穂党首は大雨の中、自民党憲法改正草案を「戦争のできる国にするため国家が基本的人権を制限する改憲案だ」と批判。「憲法を死滅させる動きが活発になっている。大阪維新の会が国会で一定の勢力を得て自民党と手を組めば、あっという間に憲法が改正されてしまう」と危機感をあらわにした。

 

 大雨の中、ご苦労様です。誰も聞いちゃいないだろうに…。

それにしても、哀れだねぇ。いや、福島サンのことじゃない。福島サンが濡れないようにと、隣で傘を傾けている取り巻き連中のことだ。ビショビショになりながら、早く終わんねぇかなあ~って顔をしてたと思うよ、きっと。

この日の福島サンはテレビの討論番組にも出演、大粒の雨だけでなく失笑の雨も浴びていた。

 

BSフジ「憲法特集」 福島氏「軍隊持たずに平和保てる」】(5月4日付産経新聞)

BSフジの報道番組「プライムニュース」(月~金、午後8時~9時55分)の憲法特集は3日、憲法9条について、たちあがれ日本の片山虎之助参院幹事長社民党の福島瑞穂党首、産経新聞の「国民の憲法」起草委員、佐瀬昌盛防衛大名誉教授が出演した。

(中略)番組後半から出演した福島氏は冒頭、「憲法をどう生かすかが重要。被災地にこそ憲法の出番だと思う」と強調。「海外でこれまで戦争をしなかったのは日本の財産であり、今後も9条の効用を訴えたい」などと語った。

 しかし、村山富市内閣時に「自衛隊は憲法の範囲内にある」とした国会答弁についてただされると、福島氏は「現状(の自衛隊)は違憲状態と考えている」と回答。「方針が変わったのか」と聞かれ、「自衛隊の存在自体には違憲とも合憲とも言っていない。ただ、自衛隊の置かれた状況は違憲状態だということだ」と説明した。

 

ギャグですな。いじられキャラに徹した売れないお笑い芸人を見ているようだ。しかも福島さん、みんなに突っ込まれてとんでもないことまで口走っている。産経新聞の続きを読んでみよう。

 

さらに「軍隊を持たないことで平和を守れるのか」と質問され、福島氏は「平和を保てる」と断言。場内から驚きの声が上がると、福島氏は「私も直ちに非武装中立にいけるとは思っていない」「憲法9条は遠い将来への努力目標だ」とも語った。

 

あ~あ、言っちゃった。ついに本音が出たのか馬脚をあらわしたのか、自ら憲法の致命的欠陥を露呈してやんの。

そうなんですよ、福島サン。現行の日本国憲法は、諸外国にあるような普通の憲法ではない。単なる努力目標(しかも遠い将来の)であって、実は、法律と呼べるかどうかさえ怪しいのだ。

そんなカルト宗教の経典のような御題目を国家の最高法規として65年間も拝んできたバカバカしさについては、前回も紹介した倉山満著『誰が殺した? 日本国憲法』(講談社)に詳しいのでそちらに譲ろう。

 

幸か不幸か、日本は自由主義の国である。名ばかりの人民共和国などと異なり、信教の自由が認められている。不況もどうぞご勝手に、だ。ただし、政教分離の原則は守ってもらいたいねぇ。GHQが押しつけた怪しい経典をいつまでも憲法にしておかないでほしい。

あっ、何だったら福島サン、あんたにこの経典くれてやるよ。煮るなり焼くなり好きにしてくれ。お隣の人民共和国に持って行ってくれればなおのこといい。それで我が国に向けられている核ミサイルの一発でも無くなるなら、小生、誓って社民党に一票投じますよ。(編集部 川瀬弘至)

 

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憲法に前文はいらない

2012/05/02 04:09

 

 何から何までデタラメな民主党政権だが、一つだけ功績を挙げるとすれば、国民の間に憲法改正の機運を高めてくれたことだろう。GHQが押しつけたロクでもない現行憲法を「教典」とし、この憲法さえ拝んでおけば戦争も暴力もない極楽浄土のような「平和国家」を築けますと布教してきた人たちが民主党にはゴロゴロいる。ところが政権を任せた途端、彼ら護憲派の布教がカルトに過ぎず、東日本大震災のような有事には百害あって一利もないことが白日の下に晒されてしまった。そこでようやく、憲法に対する国民のマインドコントロールが解けたというわけだ。

 5月1日付の産経新聞がこう伝える。

 

本社・FNN合同世論調査 憲法改正 必要6割」(5月1日付 産経新聞)

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が28、29の両日に実施した合同世論調査で、「憲法改正は必要」との回答が57・6%に達した。憲法改正の是非を問う国民投票には81・5%が「投票したい」と答え、憲法改正に前向きな国民の認識が明らかになった。(中略)安全保障や危機管理について現憲法には不備があり、憲法改正によって国の態勢を整えていくべきだとする意識が高くなっていると言えそうだ。(後略)

 

こうした機運に乗りたいのか、たちあがれ日本、みんなの党、自民党が相次いで憲法改正案を発表した。それはまことに結構だが、その内容を子細に見比べると、ウ~ン、となってしまう。

まずみんなの党…、これはもう、論外ですな。定見の欠片もありません。いわば改憲案に名を借りた橋下徹大阪市長へのラブコールなんだろう。その証拠に、橋下市長が主張する一院制道州制首相公選制がしっかり盛り込まれている。渡辺喜美代表のこんな声が聞こえてきそうだ。

ご覧下さい、橋下さん、私たちはアナタの同志です、一緒に天下をとりましょう、まずはワタクシめが首相をいたしますから、次はアナタさまが…。

ってか。オイオイ、そんなことに憲法を利用するなよ。

 

自民党案も、ひとことで言えば、今の憲法よりはマシ、なだけだ。自衛隊を「国防軍」として憲法に明記するなど評価すべき点も少なくないが、その発表の仕方にパフォーマンス性を感じてしまう。何というか、本気度が感じられないんですよ。仮に自民党が次期衆院選で勝利し、政権に返り咲いたとしよう。さて、自民党はこの改憲案を国会に提出するだろうか? まずしませんね。1万円賭けたっていい。

たちあがれ日本の自主憲法大綱「案」も、考え方には賛同すべき内容が多いのだけれど、条文としてはどうか。この「案」は日本国憲法の改正というより、十七条憲法、五箇条の御誓文、大日本帝国憲法なども踏まえた自主憲法の制定である―としているが、ウ~ン、どこがだろう? 率直に言って、日本国憲法の延長としか思えない。

 

憲法については、ものすご~くたくさん言いたいことがあるので、これから何回かにわたって書いていこう。とりあえず今日は一つだけ、現行の日本国憲法を基準に改正してはならない、ということだけ指摘しておきたい。

日本国憲法がいかにデタラメかは、本誌・正論にもたびたび登場する国士舘大学講師、倉山満氏の『誰が殺した? 日本国憲法!』(講談社)にポイントがまとめられているので、是非参考にしてほしい(ちなみにこの本、書店では学術書などのコーナーに押し込まれているので探すのに一苦労しますが、とても読みやすい良書です)。

 

憲法批判といえば真っ先に、GHQが押しつけたという制定過程がやり玉に挙げられるが、それより何より条文の内容が滅茶苦茶なのだ。したがってこの憲法を基準にする限り、どんなに手を入れようとまともな憲法にはならない。

ところが、自民党もたちあがれ日本も、戦後の悪しき憲法観から抜け出せていないようなのだ。理由は二つ。前文があることと、繁文主義に陥っていることである。まず前文についてだが…、いらね~よ、こんなもん。

憲法は「教典」ではない。国家統治の基本原則を定めた法規範だ。余計なことを書く必要は一切ない。憲法が改正されれば、天皇陛下がお言葉をくださる。それでいいじゃないか。

 

ちなみに、大日本帝国憲法に「前文」はない。そのかわり、皇朕レ謹ミ畏ミ…ではじまる「告文」と、朕国家ノ隆昌ト臣民ノ慶福トヲ…ではじまる「勅語」がある。立憲君主国である以上、それが自然な憲法のあり方だ。ところがアメリカ人は君主制の意義もありがたみも分からないから、自分たちの憲法にある「前文」スタイルを、下手クソな作文とともに押しつけてきた。こんなもの、変える必要すらない、すっぽり取って捨ててしまえばいい。

 

どんな文章にも好き嫌いがある。憲法に前文をつくろうとすれば、この表現はイヤだとかあの言葉を入れろとか大騒ぎになり、誰もがうなずく文章になんかなりっこありませんよ。それより、天皇陛下のお言葉です。東日本大震災の時、天皇陛下がビデオで発せられたお言葉が、どれだけ国民を励ましたことか…。

憲法を改正するなら、前文はいらない。(編集部 川瀬弘至)

 

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もしあなたが「明日から尖閣に行ってこい」と言われたら・・・

2012/04/29 11:59

 

塩瀬です。

 

某ドラッカー本のようなタイトルを付けたのは訳があります。今までは一部の限られた人しか行くことのできなかった尖閣海域が、石原都知事の発言を受け、いよいよ誰もが行ける場所になるかもしれません。今のところ各島へは漁船しか交通手段がなく、上陸も許されないわけですが、今後は変わる可能性がありますね。実際行ってみて感じたのですが、ヘリポートと避難港の整備だけは早急に何とかしてもらえないかなあ・・・と思う今日この頃です。

 

 

本件、東京都は「尖閣寄付金口座」を開設しました。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120427/lcl12042722370005-n1.htm

石原氏の発言、尖閣問題については、5月1日発売の「正論」6月号でも特集していますので、是非ご一読下さい。

  

またチャンネル桜では、6月9日出発予定で、尖閣への3泊4日のツアーを計画。  

http://www.ch-sakura.jp/index.html

こちらも同じく、「正論」6月号掲載の同社広告でも告知されます。4月27日(金)現在で、すでに40件近い応募・問い合わせがあることのこと。「行ってみたい」と思っておられた方も多かったということでしょう。尖閣海域については海人と海保の次くらいには詳しいであろう、桜の水島氏も同行されるようなので、天候のみが心配事になりますね。

 

 

さて今回、東京都が購入を予定しているのは、魚釣島、北小島、南小島の3島です。一体どんな島々なのか、昨年私が船から撮影したもので、もう一度おさらいを。

 

 

塔のように突き出した岩が目印の「南小島」

 

  

鋭角的なコブ山が目立つ「北小島」 

 

そして島中央部の切れ込みが特徴的な「魚釣島」

 

 

魚釣島には灯台もあります

 

 

 

また魚釣島周辺で行われる漁については、手前味噌で恐縮ですがこちらをご覧いただければ幸いです。

http://www.youtube.com/watch?v=jRcf88jgQCo

 

http://photo.sankei.jp.msn.com/essay/data/2011/07/0724senkaku/

 

これらをご覧の上、「石原、よく言った!」「寄付するぞ!」だけではなく、一体この島々で何ができるのか、どう使えばいいのかなどを考えるきっかけにしていただければと思います。「都民の税金を使うな」という批判も結構ですが、私はこの際、投下資本に対する収益、あるいは効用の最大化を考えた方がいいのではないかと思っています。 

 

石原発言に反対か、やや懐疑的な方は、日本地図を南北逆さまにして小笠原諸島、南鳥島、沖ノ鳥島、沖大東島と、それぞれの排他的経済水域を見てみてください。これらの島々が日本列島を守る「ピケット」となり領海、航路あるいは漁場を担保していることが理解できると思います。与那国島と尖閣諸島はそれらの中でも、南西方面の領海・領空防衛の要となり、位置的にも重要。何よりここで揚がる魚は本当においしいです。

 

ですので是非、都は各島取得の上、漁場開発を。寿司以外の洗練された料理は私の出身地、関西方面が引き受けます(・・・というのは半ば冗談、半ば本音でして。実は「江戸の味」が未だ体に合わないのです)

 

 

で、もしあなたが「明日から尖閣に行ってこい」と言われた場合、たとえ夏でも絶対に持って行った方がいいのがウインドブレーカーのような防水・防寒具。「冬山用登山ウェア」とまではいいませんが、長袖の「はおりもの」はあった方がいいです。尖閣「諸島」といいながら、そこはほぼ外洋。運が良ければ(悪ければ?)晴れと雨の間が見えたり、雨が通った後にとてつもなく気温が下がったりと、今まで天気予報でしか知らなかった「前線」「気圧の谷間」を実際に体験することになるかもしれません。その時、Tシャツ一枚に短パンでは、震え上がることになります。

 

 

サーフィン、釣り、ダイビングなどで海慣れしている方はビーチサンダルなどでいいと思いますが、そうでない方は濡れてもいい滑らない靴で乗船を。甲板上での転倒は、結構深刻なケガにつながります。いずれにしても今後、尖閣に行くみなさんは、各船長の指示に従い、どうぞお気をつけて。

  

 

なお、尖閣に関するTIPSはこれで全てではありません。実際に行くことになった方、何かご質問などございましたら、可能な限り当ブログコメント欄、または正論メールアドレスにてお受けしたいと思います。トイレの問題とか・・・ゴニョゴニョ

 

 

個人的には今後、「尖閣」「寄付」などの名を悪用した詐欺案件が出てこないかなぁと、ちょっと心配しています。特にご高齢の方は「私に限って騙されるようなことはない」などと思わず、こちらもどうぞお気を付け下さい。

 

なんにしても、同海域への石原都知事の再訪が楽しみです(多分、中山義隆・石垣市長らと行きたいと思っていらっしゃるでしょう)。機会があれば、是非ご一緒したいと思います。石原さんはダイバーでもあるらしいので、「再び日本の理想を掲げるために・・・尖閣よ、私は帰ってきた!」とか言いながら潜ってくれないかなあ。。。

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 営業担当・塩瀬崇久

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第27回「正論大賞」受賞記念東京講演会開催!

2012/04/27 10:26

 

事業担当の玉川です。

第27回「正論大賞」(フジサンケイグループ主催)を受賞した拓殖大学総長・学長、渡辺利夫氏の記念講演が24日、東京都千代田区のサンケイプラザホールで開かれました。渡辺氏は「迷走続く日本外交-近現代史の視点から」をテーマに講演、東シナ海や南シナ海で脅威を増している中国の海洋覇権主義に対し、強い警鐘を鳴らしました。

 

渡辺氏はまず、平成22年9月に尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件に言及しつつ、中国を「新しく登場した帝国主義国家」と分析。この中国と共存するには「日米同盟の強化以外に選択肢はない」と訴えました。

 さらに、日露戦争を勝利に導いた日英同盟の成立と消滅の経緯を振り返り、「同盟関係は国家間に利益が共有されることによって初めて成り立つ」「現在の日米同盟の危機は日本の不作為によって生じている」と主張。日本政府の対応を厳しく批判し、日本政府がこのまま同盟国としての役割を果たさなければ、日本は没落の一途をたどることになるだろうと警告を発しました。

 

開発経済学とアジア経済研究の権威である渡辺氏は、東アジア情勢を見据えた日本の針路について建設的な提言を行ってきたことが評価され、正論大賞を受賞しました。会場にはこの日、600人の聴衆が訪れ、渡辺氏の力強い主張に熱心に聞き入っていました。

 

第27回「正論大賞」を受賞し、記念講演を行った拓殖大学の渡辺利夫総長・学長=24日、東京都千代田区・大手町サンケイプラザ(瀧誠四郎撮影)

第27回「正論大賞」を受賞し、記念講演を行った拓殖大学の渡辺利夫総長・学長=24日、東京都千代田区・大手町サンケイプラザ(瀧誠四郎撮影)

  

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 事業担当・玉川博一

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どこが猫ひろし論争だ

2012/04/26 16:04

 

 以前、このブログでカンボジア~ンの猫ひろしを批判した。今回はその続編。最近、似たような五輪出場選手をめぐる国籍問題は各国でも起きている―という話を耳にする。26日付の産経新聞国際面にも、「英国版〝猫ひろし〟論争」なる見出しの記事が掲載された。まずはその記事を読んでみよう。

 

英国版“猫ひろし論争” 五輪代表1割が海外出身者」(4月26日付 産経新聞)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120425/erp12042521320004-n1.htm

【ロンドン=木村正人】ロンドン五輪の開幕まで3カ月余り。前回の北京五輪と同じメダル数4位を目標に掲げる開催国の英国で、「にわか英国人」論争が過熱している。海外生まれの選手がにわかに英国籍を取得したり主張したりして、英国の代表で五輪に出場することに関し、英保守系大衆紙が「英国オリンピック委員会(BOA)はメダルの数を増やしたいだけ」と批判キャンペーンを展開したのがきっかけだ。

日本でもタレントの猫ひろしさんがカンボジア国籍を取得し、同国のロンドン五輪男子マラソン代表に選ばれた。英国では多重国籍が認められているとはいえ、ロンドンが五輪開催地に選ばれた2005年以降に英国籍を取得したり主張したりして出場権を獲得した選手は、代表約550人のうちおよそ50人に上る。

論争の発端は3月、トルコ・イスタンブールでの世界室内陸上競技選手権大会。同大会の英陸上チームの主将に選ばれた、女子ハードルのティファニー・ポーターさん(24)に対し、英大衆紙デーリー・メールの記者が「英国歌を歌ってみてくれ」と意地悪く質問した。

「私は自分を常に英国人であり、米国人であり、ナイジェリア人と意識してきた」と公言してきた彼女は、「もちろん全部知っているわ。でも私は歌唱力で認められたわけではない」と質問をすり抜けた。

ポーターさんは米国生まれで父はナイジェリア人、母は英国人。08年の北京五輪米国代表として出場権を逃した後、10年に英国代表になった。

五輪憲章には「同時に2つ以上の国籍を持つ競技者は自己の判断により、どちらの国を代表してもよい」とある。米国と英国の国籍を保有するポーターさんの出場資格に何の問題もないのだが、「どうして主将にまでする必要があるのか」と同紙は嘆いてみせた。(後略)

 

どこが「英国版〝猫ひろし論争〟」だよ、全然違うじゃねぇか!

ポーターさんはトップレベルの選手だ。猫は市民ランナーに毛の生えた程度である。

ポーターさんは英国人の血を半分引いている。

猫にはカンボジア人の血が一滴も流れていない。

この二人をどうして比べられるのよ。ポーターさんに失礼でしょうが! 

 

英大衆紙の記者から「英国歌を歌ってみてくれ」と質問されたポーターさんは、「もちろん全部知っているわ。でも私は歌唱力で認められたわけではない」と切り返した。ユーモアのあるこのやりとり、何とも英国式じゃあありませんか。

猫だったらどうか。カンボジアの記者から「国歌を歌えるか」と聞かれてごらんよ。そもそもカンボジア語が出来ないから意味が分からず、「ニャ~」としか言えないに違いない。

 

もっとも今回の猫騒動には、背後に複数の「仕掛け人」がいるとのこと。その中には「女は金についてくる」で知られるホリエモンの関係者もいるらしいので、猫ばかりを責めるわけにもいくまい。

猫よ、今からでも遅くない、五輪出場を辞退しなさい。そして市民ランナーの星、川内優輝選手のもとに行き、頭の丸め方を教えてもらいなさい。(編集部 川瀬弘至)

 

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尖閣諸島の国有化に反対する

2012/04/24 11:54

 

 

 5月1日発売の次号正論が校了し、久々のブログ更新である。

月刊誌の編集では通常、校了の一週間ほど前から「猫の手も借りたい」状態になるが、今月は「ネズミの尻尾でもいいから…」の状態で、ブログ更新はおろか新聞すら十分に読めなかった。とはいえこの間、反日ニュースや愛国ニュースがなかったわけではもちろんない。

何より、石原慎太郎都知事が表明した東京都の尖閣諸島購入方針―。スカッとしましたねぇ。仕事の忙しさを忘れて快哉を叫びましたよ。おかげで次号の企画を土壇場で全面変更しなければならず、連日の徹夜作業になってしまったが、こういう忙しさなら喜んで引き受けます(というわけで次号正論は尖閣・石原発言特集です。乞うご期待!)

 

だが、この石原発言について、何やら不穏な声が強まりつつある。東京都ではなく国が買うべきだ、というのだ。我が産経新聞も19日付の主張で「政府は国有化をめざせ」と論じたが、小生、この社論には反旗を翻したい。

そりゃあ、筋論で言えば国有化でしょう。しかし今、政権の座についているのは民主党ですぞ。まさか一昨年九月の中国漁船体当たり事件でみせた国辱的失態を忘れたわけではありますまい。あんな政党に尖閣の管理なんか無理無理! 産経が主張する「漁業中継基地の設置」とか「海底調査研究所の設立」とか「自衛隊の常駐」とか、まるっきり夢物語です。それどころか再び中国に弱腰をつけこまれ、アワアワしているうちに今度こそ乗っ取られちゃいますよ。きっと。

 

石原発言に慌てた官房長官や首相が国有化に言及したのも、このまま石原知事のペースにはまってしまえば、あとで中国様からどんなお叱りを受けるか分からないと恐れたからだろう。

もっとも、民主党政権じゃなければ良いかといえば、さにあらず。そもそも尖閣問題が今もグズグズしているのは、長年にわたる自民党政権が何も手を打たなかったからだ。つまり外務省をはじめとするお役人たちに全く意気地がないからだ。法の番人である検察ですらいとも簡単にバンザイしちゃうんだもの。

というわけで小生、国有化には断固反対です。

 

ではどうすればいいか―。意気地のない国が持つより、気骨のある自治体が持ったほうがいいに決まっている。石原知事、どんどんやっちゃって下さい。購入に向けて現地測量とかも必要になってくるそうだけど、尖閣は我が国の領土です。上陸すべき正当な理由があるのだから、正々堂々、上陸すればいい。腰砕け政府と反日マスコミが何と言おうと、国民の大多数は石原知事を支持しています。

そうして石原知事が牽引力となり、アワアワしつつも政府が追随し、中国が苦虫を噛み潰してこそ、尖閣問題は短期間できれいさっぱり解決する。日本以上に中国の脅威にさらされている東南アジア諸国にも、さすがはニッポンと力強いメッセージを与えることが出来るのだ。

それでも「中国様があ~」とか言っている人たちに、少し古いが1年前のニュースを紹介しよう。

 

アキノ大統領「頼れる友は米国と日本」(2011年4月21日配信 サーチナニュース)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0421&f=politics_0421_024.shtml

中国フィリピンとの南沙諸島スプラトリー諸島)をめぐる領土紛争がエスカレートしており、双方ともに対抗措置をちらつかせ、一発触発状態に陥っている。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトが伝えた。

フィリピン政府は5日、国連に抗議文書を提出した。中国2009年、南沙諸島を含む南シナ海全域の領有権を主張する文書を国連に提出したが、これは国際法上の根拠が無いものだと主張している。南沙諸島や周辺の南シナ海はフィリピン固有の領土だという態度をあくまでも崩さない姿勢だ。

アキノ大統領は9日、「わが国の安全と主権が脅かされた時、米国と日本以上に頼りになる友はいない」と、領土紛争問題上の中国の脅威から日米両国が守ってほしいとアピールした。フィリピン国軍と米軍が15日に実施した第27回合同軍事演習は、過去最大規模の野戦合同演習となった。また、フィリピン政府は南沙諸島周辺海域の陸・海軍力増強に向け、約18400万ドルを追加投入した。(後略)

 

どうです? 「米国と日本以上に頼りになる友はいない」なんて言われて顔が真っ赤になってしまうが、東南アジア諸国は今、日本の一挙手一投足を期待の目で見つめているのだ。日露戦争の時のように、ならず者をぎゃふんと言わせるに違いないと。

 

ところで、石原知事も立派だが、石垣市の中山義隆市長もやるじゃあないですか。23日に都庁で石原知事と会談し、石原「私に任せてくれないか」、中山「全面的にお任せする」とのやりとりがあったとか。お二人とも、自分たちが国を守るんだという意欲をたぎらせている。

微力ですが小生もお手伝いしたい。寄付を募って購入資金にあてるなら、ひと月分の小遣いをそっくり進呈しよう。威張るほどの金額ではないけれど…。(編集部 川瀬弘至)

 

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旧鹿屋航空基地 特別攻撃隊戦没者追悼式

2012/04/18 15:40

 

塩瀬です。

 

4月7日、今回で55回目となる旧鹿屋航空基地特攻隊戦没者の追悼式が桜の舞い散る中、鹿児島県鹿屋市・小塚公園の慰霊塔前で行われました。同基地からは908名の特攻隊員が必死の作戦へと出撃、散華されています。

当時の鹿屋基地の規模は、映画などで有名な知覧基地を上回るものでした。各型零戦、銀河、彩雲などの各機を中心とした編成で、あの特攻兵器「桜花」が出撃していった基地でもあります。当時、海軍報道班員だった山岡荘八さんも、この地で特攻隊員たちと起居を共にしています。

 

国旗掲揚、国家斉唱の後、海上自衛隊鹿屋航空基地のヘリと哨戒機が会場上空をローパス。

尖閣取材の際、上空で「直掩」に当たってくれた機体(・・・と勝手に思っていますが)。久々に間近で見ました。

 

個人的に少し残念に思うのは、この式典に「戦闘機」がいないこと。もちろんこれは旧海軍・鹿屋基地の追悼式典ですから、海自の機体が主役でいいとは思うのですが、特攻に向かった多くの方が搭乗したのは戦闘機であり、攻撃機。

 

この空域からそう遠くない宮崎県・新田原基地には、日本最強といっていい、F-15を擁する空自の飛行教導隊がいます。空自、海自が連携しての上空航過を南九州で実施することは、周辺各国に対する効果的なデモンストレーションともなります。低速の機体に合わせた飛行は、それだけでいい訓練じゃないかと思いますし、地域振興にも一役買うでしょう。色々と難しいでしょうが、来年度以降での実施を、主催の鹿屋市さんには強く期待するものです。

 

 

それはそうとこの時、NHK鹿児島放送局の方だと思うのですが、ショートヘアの大変かわいい女性記者の方が、機体の進入方向を丁寧に教えてくださったので助かりました。その節は本当にありがとうございました。

 

 

上空航過に続いて市長、市議会議長、遺族代表、生存者代表、鹿屋航空基地第一航空群司令らが追悼のことばを読み上げました。いずれも散華された方を心から悼み、深い敬意と感謝の念を伝えるものでした。海自の出口司令が英霊を指して「諸先輩」とおっしゃったのが非常に印象的でした。

 

遺族代表のご挨拶をされた小林和(ひとし)さん。小林さんは菊水部隊銀河隊・甲飛四期で、昭和20年3月21日に出撃、散華された小林光さんの弟さんです。

式典終了後、「特に記憶に残るお兄さんの思い出はありますか?」と質問してみました。「出撃直前だったのだと思うが、一度だけ兄が実家に帰って来た。水泳が得意でしたので、近くの川に泳ぎに行って・・・」と、涙で声を詰まらせておられました。先の大戦から67年が過ぎても、弟さんの中では若いお兄様が、そのままの姿でいらっしゃるのだろうなと思います。

 

慰霊塔前に設けられた祭壇には遺族・参列者が次々と献花。

 

儀仗隊による弔銃発砲も行われました。 

 

 

その後、昭和20年4月29日出撃した神雷部隊第9建武隊・中西斉季(ただすえ)中尉の遺書が朗読されましたが、涙を抑えられない参列者の姿も。

残していく婚約者を思いつつ、そうした想いを振り切って出撃していかれた心中はいかばかりであっただろうかと思います。ここは私も感情を抑えられませんでした。取材者失格です。

 

かつての戦友・生存者ら14名が「同期の桜」を斉唱。これは英霊も喜んだでしょう。

 

最後に副市長、ご遺族の謝辞があり、国旗を降納。閉式となりました。   

 

「関係者の高齢化で、今後追悼式も変わっていくのではないか」と、鹿屋市の嶋田市長に聞いてみましたが「当市にとっても大切な式典。今後も当然、続けていく」とのこと。遺族代表の方からは「100回をひとつの目標に」との要望が出ており、いきなり中止になってしまうようなことはなさそうです。当日、あるご遺族の方からは「(縁がなくとも)心ある方の参列も期待したい」というようなコメントもありました。

 

 

さて、この鹿屋市は鹿児島空港からレンタカー、またはバスで約90分。まだ時期ではないそうですが、バラ園でも有名な街で、周辺には小さな温泉も散在。

 

今月30日には、「エアメモリアルinかのや」というイベントも行われます。これはP-3C対潜哨戒機による機動飛行が見られる、国内でも珍しい航空ショーとのこと。まだゴールデンウィークのご予定がお決まりでない方は「英霊を訪ねる鹿児島の旅」など、ご検討いただければ幸いです。

 

同イベントの概要、鹿屋の資料館についてはこちらをご覧ください。http://www.mod.go.jp/msdf/kanoya/

 

 

 

特攻関連の慰霊祭は鹿児島で多いような印象ですが、今月29日正午には、秋田市川尻総社神社(tel:018-863-0930)にて「秋田県特別攻撃隊招魂祭」が行われます(参加費2,000円)

 

同日14時からは、秋田市内のルポールみずほ(秋田市山王4-2-12)にて、明治神宮至誠館館長の荒谷卓氏、現在正論に「緊迫怒濤のイージス艦出撃」を連載中の伊藤祐靖氏、「やおよろずの森」代表の葛城奈海氏らによる、記念講演とシンポジウムも開催(入場無料)。お問い合わせは主催の秋田県特攻慰霊実行委員会・小松様(tel:018-833-1274/Fax018-833-1275/ akitaouendan@gmail.com)まで。

 

 

 

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石原都知事と尖閣諸島について、今日18日付の産経新聞東京本社版で、尖閣の写真が再掲載されたせいか、知らない方からも色々問い合わせをいただいたりします。この件はまた別の機会に書ければと思っています。

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あなたの「保守度」をチェックします

2012/04/09 18:25

 

 橋下徹大阪市長の政治手法をめぐり保守派から賛否両論の声が上がっている――と思って正論5月号(発売中)に検証企画を掲載したら、その企画そのものに対する賛否両論の声が編集部に多数寄せられた。中でも適菜収氏の論文『橋下徹は「保守」ではない!』のインパクトが強かったのか、「続編を読みたい」から「もう正論は二度と読まない」まで評価は真っ二つである。

 そんな中、「そもそも保守って何?」という疑問が幾つかあったので、僭越ながら小生、この場を借りてお答えします。

 皆さん、同じ正論5月号に掲載されている佐藤孝弘氏の論文『日本よ、「保守する」ことを学べ』を是非お読み下さい。この論文、保守主義と進歩主義の違いについて、というか保守主義の優越性について、実に的確にまとめられているんです。

 

 さて、佐藤氏の論文について紹介する前に、皆さんの「保守度」をチェックしてみよう。以下の10項目について、AとBのどちらが正しいと思うか(あるいは自分の考えと近いか)直感でお答え下さい。なお、これは佐藤論文を読んで感動した小生が、佐藤論文を参考につくった設問で、学術的な根拠はありません。私見や憶測も多々混じり込んでいます。よって完全ではありませんが、その点はご容赦を…。

 

【1】 人間について

 人間とは元来、理性的な存在であり、みんなが正しい考え方に基づいて行動すれば未来は良くなる。

 人間とは所詮、いつになっても同じ過ちを繰り返すものであり、過去を教訓として行動すべきだ。

 

【2】 社会について

 万人が理解できるよう、社会は合理的に営まれるべきであり、非合理的な制度や慣習はなるべくなくしたほうがいい。

 社会の営みは複雑であり、すべてを合理的に判断することなど出来ない。非合理的だからといって長年続いてきた制度や慣習をなくしてはならない。

 

【3】 科学について

 科学の進歩は目覚ましく、その可能性は無限大に広がっている。

 科学の力には限界があり、何でも頼ろうとするのは良くない。

 

【4】 宗教について

 本当に強い人間は宗教の力を必要としない。宗教にのめり込みすぎて迷信のようなものにまで振り回されるべきではない。

 自然の脅威の前には人間など無力な存在であり、神仏にすがって生きようとするのは当たり前の姿である。

 

【5】 仕事について

 年功序列はチャレンジ精神を潰す。各人の能力や実績がそのまま評価されるべきだ。

 成果主義や能力主義には温かみがない。長年の功績を評価すべきだ。

 

【6】 思想について

 悪い思想が世の中を悪くする。みんなが正しい思想を持てるよう、導いてやらねばならない。

 これが絶対に正しいという思想などないのだから、人の頭の中まで変えるようなことをすべきではない。

 

【7】 経済について

 経済や生産活動は、国家が計画的に、効率よく行うべきだ。

 経済は生産活動に、あまり国家が介入すべきではない。

 

【8】 伝統について

 世の中はどんどん進歩する。あまり伝統にとらわれすぎると、時代の変化について行けなくなる。

 社会が変化する中で、歴史の試煉に耐えてきたもの=伝統=の意義を軽んじてはならない。

 

【9】 国家について

 誰もが健康で文化的に暮らせるよう、国家は国民の福祉などを、責任を持って充実させなければならない。

 国家の重要な役割は国防、外交、治安維持であり、福祉などは、基本的には国民自身が個々に責任を持つべきだ。

 

10】 家族について

 家族といえどもそれぞれ人格があり、子供が成長すれば一人の人間として扱うべきだ。何でも親の考えを押しつけるのは良くないし、子供の方も、親の言うことに唯々諾々と従っているだけではいけない。

 家族には一体感が大切だ。いつまでたっても親は親、子は子であり、成人になったからといって関係が変わるわけではない。年齢にかかわらず親の言うことは尊重すべきである。

 

以上です。お気づきと思いますが、いずれの設問もAが進歩主義的な考え方、Bが保守主義的な考え方です。さて、皆さんはBがどれぐらいあったでしょうか? かなり独断と偏見に近いものがありますが、皆さんの保守度を診断してみましょう。

 

ランク5Bの数が10~9個 立派な保守主義者です。日本再建のため、ともに闘いましょう。

ランク4Bの数が8~7個 なかなかの保守主義者です。正論と産経新聞を読めば思考が一層深まるでしょう。

ランク3Bの数が6~5個 主義主張がまだ固まっていないようです。正論と産経新聞を読んで勉強しましょう。

ランク2Bの数が4~3個 進歩主義的な思考が強いようです。不愉快になるのでこのブログは読まない方がいいでしょう。

ランク1Bの数が2~1個 ガチの進歩主義者です。恐らくあなたは、日本にいる限り幸せを感じられないでしょう。外国に移住されることを強くお勧めします。

 

 こんなところでしょうか。

繰り返しになるが、このチェック項目は小生が勝手につくったものなので、かなりいい加減だ(より適切な設問があったらご教示下さい。その都度修正しようと思います)。とはいえ、まるっきり的外れでもないと思う。強調したいポイントは、「改革」に対する保守主義者の姿勢だ。

 

詳しくは佐藤氏の論文を読んでほしいが(手前味噌ながら実に分かりやすく、説得力のある論文だと思います)、保守主義とは、決して現状維持派ではない。本当に必要な改革なら、命をかけてでも行う。ただし一方で、人間の考えることなんて所詮タカが知れていると達観している。だから今は正しいと考えていることでも時が移れば価値観が変わるかもしれないということを、経験的に知っているのだ。

以下、佐藤論文の一部を紹介しよう。

 

保守主義であれ進歩主義であれ、変化への対応として政策を打ち出すことができなければ政治家失格である。大切な伝統を守るために大胆な政策変更を行うことも当然ありうるのだ。一方で保守主義は、人間観や自然観で進歩主義とは決定的に異なる。

進歩主義は人間の理性の力に信頼を置くが故、個人の合理的な判断や認識が正しいという前提をとる。時代が進むに連れ、人間の理性や合理性もまた発展すると考える。また、科学技術の進歩により自然をコントロールすることが可能である、という前提から議論を出発する。この発想を広げると、国家や社会も特定の理念にもとづき人為的、計画的にコントロールすることが可能であるとなり、社会主義的な発想に行きつく。

これに対し保守主義は、いつになっても人間は同じ過ちを繰り返すものだという前提から議論を出発する。それゆえに、問題に直面した際、まず過去(歴史)を振り返って対応を考える。また、長年の歴史の試練の中で生き残ってきたもの(伝統)を重視する。絶対的正義の存在を疑い、社会の複雑な問題を理念によって単純化せず複雑なものとして理解し解決しようとする。そのことは、計画主義的な発想を警戒し、自由や価値の多様性を重視することにもつながる。

(正論5月号・71ページより抜粋)

 

~ん、わが意を得たりですな。

歴史の教訓を鏡として生きる保守主義者は、進歩主義者らの計画経済が大失敗に終わったことも、絶対的正義の信奉者が独裁者となり、意見の異なる者を次々に抹殺したことも知っている。猫も杓子も「改革」を叫ぶ当世だからこそ、その担い手はわれら保守主義者でなければならないのだ。

………と、思っているのですが、賛否両論のご意見を謹んでお待ちしています。(編集部 川瀬弘至)

 

 

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